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夜中
眠れず本を読んでいると、誰かがドアをノックした。
ドアを開けると、そこには鈴花が立っている。
「…入るか?」
俯く鈴花に声をかけ、頷いた事を確認し部屋へ入れる。
「…ごめんね」
部屋に入って直ぐ鈴花が誤った。
「何がだ?」
「桃花…色々言ってたから」
桃花の代わりに鈴花が誤るようだ。
「別に。気にしてねぇよ。」
軽く頭を撫で、鈴花を覗き込む。
「鈴花…?」
何で思い詰めたような顔をするんだ?
そう思いながら、鈴花の言葉を待つ。
そして、告げられた言葉。
「飛鳥…明日から私に近付かないで。」
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