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次の日
私は何時もより早く家を出た。
眠い…。
誰も居ない朝の学校は静で……
少し…寂しい。
生徒会室の奥にある生徒会長専用の特別室に入り、窓を開ける。
時刻は7時。
「少し…寝よう。」
私はベッドに倒れ込み、目を瞑る。
何を後悔してるのだろう。
近付くなと言ったのは私だ。
あの時、飛鳥の優しさに縋ったのも私。
私は何をしたいの?
…分からない。
分からないから、苦しい。
「誰か…助けてよ…」
溢れ出る涙を拭う気力も無く、私は深い眠りに落ちた。
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