恐怖

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逃げ続け、疲れ始める。 だんだんヤバくなる。 やっぱり…まだ怖いんだ。 人に追い掛けられるのも… 人の集団も… あの頃を思い出させる。   助けて………飛鳥。 「っ…!」 悔しい。 自分から言っておいて結局縋ろうとする。 思い知らされる。 飛鳥が居ないとなにも出来ないと…。 「最低…」 吐き出すようにそう呟き、私は立ち止まった。 もう…全部どうでもいい。 やっぱりあの時私が……
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