第1章

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『・・・っこんなのレイプだよ・・・!』  やっと解放されたときあたしは雅也に言った。 『・・・レイプ・・・?』 『そうよ・・・!嫌だって言ってるのに!!』  悔しくて涙が溢れぽたぽたと零れる。横に伏せているため、その涙は床へ落ちる。 すると雅也は床に手を付きあたしの至近距離まで来た。 『ねぇ毬奈』 『・・・なによ・・・っ』 『・・・今日これで終わると思ってる・・・?』  にやりと浮かんだ笑み。あたしの肩を押してあっけなく仰向けにした片腕。 スカートをめくると、あたしの顔を再び見た。 あたしは声を発した。 『嫌!!嫌ぁっ!!』  涙が止まらない。 『雅也、やめて!!』  叶わない抵抗。 雅也はあたしの下着に静かに手を入れ始めた。片足だけ繋がれている鎖が鳴る。 奥まで入れると、先程まで散々じらされていたそれは、するりと雅也の指先を滑らせた。 少し撫でてきて、それによって更に奥からどんどん溢れるようだ。  雅也はただただ先程とは違う優しいような笑みを浮かべながら、あたしを見る。 『・・・これ、レイプ?毬奈』 『・・・っレイプよ・・・っっ』  そうか、と小さく笑う雅也。ふとそこで一番敏感なところに触れる。 びくん、とあたしの身体が反る。 『や・・・やめ・・・あ・・・っ!』 『・・・ここ、気持ちいい?毬奈?』  だめ。何も考えられない。 雅也はあたしの下着を全部下ろすと、敏感なところを含め、すすーと下から上へ、なぞってくる。  別の感触に気付いてぎゅっと身体に力がこもる。雅也はそれを見逃さなかった。 そっと、指をそこへ突き立てる。 『ねぇ毬奈、ここからぬるぬるしたの出てるの、わかる?』  そんなの知らない。 雅也はゆっくり、至極ゆっくりと、あたしの花に指を入れて来た。 『・・・あ・・・あああ・・・あ・・・あ・・・ッ』  全身に力が入るあたし。力を抜いてと言わんばかりに抱きしめてくる雅也。しがみつく腕もないの。  ある程度奥まで入ると、雅也はあたしを抱きしめるのをやめた。 起き上がって、もう片方の手で花の上の敏感な部分を刺激してくる。 花の中に入っている指はほぼ動かさず、こちらが反射的に動いてしまったときに感じたり、たまに雅也が意思表示のように軽く 動かす程度で、あとは全くだ。
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