第2章

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失礼します、と挨拶をしても、まだ早いから先生は…一人しかいない。 「笹川君!!相変わらず早いですね?」 「はい。仕事が山積みですから…」 我が男子校に二人しかいない女性教師、朱里先生。彼女は生徒会の担当でもある。小柄な彼女だが、実は空手有段者の為、かなり怖い。 「全くぅ…あの会長たち、なんとかしませんとね…」 「大丈夫ですよ。百合河先輩もいますから。」 「もう…笹川君は抱えすぎちゃうと思うから怖いのですよ?全く…」 呟きつつも、生徒会室の鍵を受け取り、僕は生徒会室へ向かう。
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