第2章

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さて…と、生徒会室に入り、会長席に山積みの資料を見て、僕は気合いを入れた。 「頑張りましょっと…」 ―一時間後― 「おはよう、雑用君」 「ふんっ、今日も早いな」 「………よ…」 先輩三人降臨。 …朱里先生はあぁいってたけど、何だかんだ授業の前に来てくれる先輩方はいいひとだと思っている。 「おはようございます。あ、副会長、会長。」 「なんですか?」 「なんだ、用件は早く言え」 「今日、転校生が来るので、案内をしろと学園長から…」 「あー…わかった。そんくらいなら俺様もやる」 「…仕方ありませんね。」 と、言いつつ行ってくれるから。 「………雫…」 「あ、雪先輩は授業にいっていいですよ?」 「………………」 雫は?みたいに訴える先輩。 「僕はもう少しいますから。先輩の教室は遠いですから、ね?」 「……ん…」 不満層ながら、行ってくれた先輩。 さて…あとは… 「………こないよね…」 双子とチャラいのはこないだろう。毎朝ギリギリまで待ってもこない。 僕は諦めて生徒会室をあとにした
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