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「ここで、大丈夫です。」
「…今更ですが、よくこんなところに住みますね…」
あのあと。片付けをしてから、寮まで副会長が送ってくれてます。
僕の寮は生徒会専用棟から離れていて、ログハウスような雰囲気のものです。
「まぁ…できるだけ、質素にしたいってお願いしたので…」
「そうですか…」
副会長はそういうと、すこし黙る。
「あ、僕はそろそろ―」
「…笹川君。」
「?はい?」
真面目に話始めた副会長。どうしたんだろう…?
「…雫…と呼んでもいいですか?」
「……できたら君はつけてください。」
「…親衛隊の事もありますからね…わかりました。雫君」
親衛隊…ファンクラブのようなものだ。過激なことはそうそうしないけれど、生徒会役員命…みたいなところがあって、ちょっと危ないらしい。僕もすこし被害にあってるけど。(多分副会長は知らない)
「あと…もし、よければ、私の事も…」
「えっと…?」
「な、名前でお願いできますか…?」
…何これ。腹黒副会長がデレてる。雪先輩とは違った子犬感で少し可愛いなんて思ってしまった。
「…竜也先輩」
「………!!ありがとうございます!!」
ぱぁっと笑う副k…竜也先輩は本当に犬のようだった。その笑顔は花みたいに明るくて、ちょっと見とれた。
「あ、私はこれで…」
「はい。ありがとうございます竜也先輩。また明日」
「はい!!」
そんなこんなで先輩と別れた
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