第3章

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向かったのは校舎裏。そこには、何人かのごついゴリラっぽい先輩たちと、会長とチャラ副会長の親衛隊がいた。どこかでみた顔だからわかった。 「…なんで雑用さんがくるのです?」 「あの毬藻の靴箱にいれたはずなのに…」 そう。これは、黒まりも…金刺くんへの制裁。僕は、早朝に来ては、毎朝全員の靴箱を確認している。やっぱりと思ったけれど、今朝金刺くんの靴箱にあったから…抜き取って、僕が代わりに来たのだ。 「…金刺くんも学園の生徒だから。それを守るのが僕の役目なんだ。」 「そんな綺麗事…ぼくらも会長様に近づきたいのに!!」 「…貴方が代わりになるの?」 「……まぁ、そんなところかな?」 僕は、彼らにある交渉を持ちかけた。 ―多分、優に怒られちゃうだろうけれどなぁ…
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