101人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
向かったのは校舎裏。そこには、何人かのごついゴリラっぽい先輩たちと、会長とチャラ副会長の親衛隊がいた。どこかでみた顔だからわかった。
「…なんで雑用さんがくるのです?」
「あの毬藻の靴箱にいれたはずなのに…」
そう。これは、黒まりも…金刺くんへの制裁。僕は、早朝に来ては、毎朝全員の靴箱を確認している。やっぱりと思ったけれど、今朝金刺くんの靴箱にあったから…抜き取って、僕が代わりに来たのだ。
「…金刺くんも学園の生徒だから。それを守るのが僕の役目なんだ。」
「そんな綺麗事…ぼくらも会長様に近づきたいのに!!」
「…貴方が代わりになるの?」
「……まぁ、そんなところかな?」
僕は、彼らにある交渉を持ちかけた。
―多分、優に怒られちゃうだろうけれどなぁ…
最初のコメントを投稿しよう!