第3章

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side 竜也(副会長) 学園祭3日前。 一応集まった生徒会役員に、私は説教中です。 ちなみに、黒まりもくんは担任(ホスト風)につれていってもらい、役員は親衛隊の力を借りて生徒会室に閉じ込めました。 親衛隊は、ただの淫乱のあつまりだと思ってましたが…仕事ができる方もいて、とてもいい子で…少し、見直しました。 雫君は、ずっと生徒会室にいたからか、少し窶れているのですが…今は、説教を脱出しようとする双子とチャラ副会長の手首を縛り付けています。 「…どうして縛るのさー…」 「「笹川たん、いたいー」」 「………すみません、三人とも。僕は今最高に機嫌が悪いので…あと、貴方達のせいで睡眠不足なんですよ?なので…このくらい、我慢してくださいね?」 「「「…はい…」」」 …いつもの数倍暗いオーラです。 「…竜也」 「なんですか、明人」 「……雑用の様子、おかしくねぇか?」 「そりゃ…貴方宛の学園祭関係の書類を全てまとめて昨夜までやっていたらしいですから…ね?」 「いや…それは悪かったが…」 「?」 「………あいつ、いつもより目、虚ろじゃねぇか?」 …そうでした、この人、めざといんですよね。見てないようで、ちゃんとみている。いい会長さんなんです。黒まりもくん一筋かと思いきや、実は気配りが出来るんですよね… って… 「……虚ろ…?」 気になって、彼を見てみると…
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