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……………
「はぁぁぁもぉぉぉつっかれたぁぁ」
流石に疲れたサセトは国境からはグリフォンを使わず、ワープホールを使った。
部屋へ戻ったサセトは忘れる前にと、真っ先に机へ向かい、報告書作戦に取り掛かった。
…が、いつの間にか机に伏して眠っていたらしく、気がつくと既に日は高く昇っていた。
「サセト中佐?戻っとるって聞いたんですが」
コンコンとノックする音に目を覚ましたサセトはぐちゃぐちゃの文字と半分白紙のままの報告書にため息をつき、ドアの向こうにいる声の主に返事をし、入ってきたのはマリネ少佐だ。
「あぁ、悪い、帰ったのが遅かったからそのまま部屋に帰ったんよ」
「そうでしたか…大佐が朝になっても顔を出さないと心配しとりましたよ?」
「しもーた帰還報告まだやった。
姫さん拗ねとんじゃなかろーな」
マリネの報告を聞いたサセトは慌てて席を立ち、部屋を飛び出した。
そんなサセトの背中へマリネはいつもの所におりますよ。と付け足した。
…fin…
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