目に焼き付いたのは―――

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『   !!』 声を張り上げあいつの名前を叫ぶ だがそんなもの聞こえているはずがない 誰も近づく事ができないくらいに目の前で繰り広げられるのは正に殺し合い 腕が吹き飛ぼうが皮膚がえぐられようがお構いなし 互いにただ相手を殺したいという意思しか伝わって来ない …あいつに早く加勢しなくては。 気だけが急ぐ。 行く手を阻む雑魚がもどかしい。 斬れど殺せど数が減っていない気がする。 一分が無駄に長く感る… 早く 早く 早く はやく ハヤク!!!! お前を死なせるわけにはいかない! 『橋倉ぁぁぁぁぁあ!!』 最後の一人を斬り捨てるのとお前が地に沈むのはほぼ同時で――― 「ーーーー!!!!!!」
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