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グリフォンで移動を初めてしばらくすると、見えてきたのは西と東を隔てる国境。
キンキの国境前でへグリフォンを預ける。
「んーまぁここまで来たら覚悟を決めんとあかんじゃろ」
危なくは無いとは言ったが何が起こるかわからない。
最悪戦闘と言う可能性もある。
それ故に気を引きしめる。
「君がナカコクの中佐?」
国境で待っていたのはライフルを携えた青年と褐色の肌にいかにも気が弱いですと言わんばかりにハの字眉をした神父服を着た青年だ。
「あぁ、ナカコク中佐のサセトだ。
あんた等は?」
「わ、私達ナカベの者でマリア様にむきゃ…あ」
「僕は少佐の仁、隣は中佐のユーリン。
あんたを迎える様にマリア様から言われたから来たんだよ」
「ほぉか、よろしくな」
噛んだユーリンの変わりに仁が説明し、彼らの拠点へ案内する。
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