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盗賊A「お頭!ハァハァ、これはやべぇですぜハァハァ」
盗賊の頭もこの事態に予想もしていなかった。
たった11人ばかりで50人近い盗賊たちを斬り伏せていってるのだから
そして、ローブを纏ってた者が一人また一人と盗賊を斬り伏せて行くのを見た盗賊の頭が危機感を感じ自ら動いた。
頭「この野郎!よくもやりやがったな!!!うらぁぁぁぁぁあ!」
とバトルアックス?らしき武器で斬りかかってきたが、5分後には頭ともども皆地に伏せてた。
護衛隊長「アルフォード様伐完了しました。」
と護衛隊長が言ったこの男こそ、この辺境の領地アルタイヤ次期領主アルフォード・アルタイヤなのだ。
容姿は茶髪に少し長めのクセっ毛、顔はイケメンと普通の間で体つきは全体的に細いが筋肉が無いとかではなく、スピード重視にしたスリム系というやつだろう。と、護衛隊長が彼の容姿を分析してたら
アル「被害は?」
護衛隊長「負傷者2名のみです。特に問題はありません。」
アル「そっか、それは良かった。最近物騒だからって親父も次期領主を囮にするなんて無茶がすぎる。まあいい任務終了だ、帰還しよう。」
護衛隊長「はっ!帰還準備にかかります・・・それと・・・あの質問よろしいですか?」
恐る恐るアルフォードに尋ねる護衛隊長
アル「うん?なんだ?」
首を傾げな聞くアルフォードに
護衛隊長「何故に水玉模様のカラフルなローブを?」
そう、先ほどから護衛の兵たちが一番気にしてたことだった。
戦闘中一人かなり浮いている存在だったと皆が思ってた。盗賊も含めて・・・
アル「えっ!?馬車に乗る時は着ないと病になるって帝都に行った事のあるエリザベスが言ってたぞ?」
護衛隊長「……(ハァー・・・この人は)」
時々、護衛隊長は思う。この人は、剣技や体術は領地の中でかなりの実力者なのに…、頭の方はバk…ゴホン少し配慮が足りないのだ。次期領主がこれで良いのか?不思議そうな顔して、頭を傾げるこのバk・・・バカは
護衛隊長「それは嘘です。アルフォード様、そんな事実はありません。」
アル「…」
アル「……」
アル「えっ!?本当に?」
そういった瞬間、プルプルと体が震え顔真っ赤にして
アル「クソーーーーっ!またエリザベスに騙されたー!!」
そうして、アルフォード一行は領地に帰還したのだった。
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