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 まだ年の若い少女のように見えた。  しかし、ふ、と顔をそらしてもう一度見れば、今度は熟した果実のような表情が見えた。  いくつなのかわからない、初めて出会う少女。  その娘に私は、年甲斐もなく恋をしてしまったのだ。
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