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少し長めの入浴を済ませ、リビングへと戻る。
愛しい彼女はリビングのソファーで、スースーと軽い寝息を立てていた。
七美は二つ年下の22歳。立派な大人の女性なのに、よだれを垂らして眠る顔は、まだまだあどけない少女のようで、可愛くてたまらない。
七美と一緒に暮らし始めて四か月。
今、ワタシは誰に対しても胸を張って、七美を愛してると言える。
でも、世間はまだまだ同性愛者に対して寛容ではないから、まだ誰にも二人の関係をカミングアウトしていなかった。
最近はルームシェアなんっていう便利な言葉があるから、同じマンションの世話好きなオバちゃんには、家賃を払って共同生活をしていることになっているけど、実際のところはルームシェアではなく、同棲という言葉のほうが適しているだろう。
七美のよだれを指でふき取り、その可愛らしい唇を唇で塞いでやる。
柔らかい感触。
そのままその感触を楽しんでいると「んぅう~~」と七美が唸る。そのままさらに強めに唇を貪ってやると、七美の目が開いた。
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