運転手

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私が小学校3年の2学期。秋の休みの日の出来事です。 自転車で下り坂降りるときって、結構なスピードでますよね。 そして小学生は特にそのスピードが結構楽しく感じたり でもいったんスピードでると、なかなか止まれないのも自転車のこわい所です。 この時の私は、公園から家に帰る途中でした。 途中にあるのが、長い傾斜30度くらいの下り坂。 ここをブレーキなしだと、かなりのスピードがでます。 無論ブレーキなしはあぶないと、親から再三注意されてますので、このときもブレーキ押しながら、下ってました。 ですが、結構スピードがでます。 下り坂に入ったまでは私は覚えてたんです。 でも 途中記憶が飛んで 気付いたら車の中に!? え?何? つか、いてえ!! 激痛で泣きわめく私。 そんななかで運転手が言い放った言葉が印象的で今でも覚えてます。。 運転手「ケーキ食うか?」 私はケーキ大好物でした。でもこの時は激痛でそんな場合じゃない。 ケーキ<激痛 彼なりの気の紛らわし方だったと思うのですが、まぁ彼が私を車に乗せてたのは病院に連れて行く為だったと、病院についてからわかりました。 今思えば、ひき逃げされなくてよかった; まぁ病院についてから、治療を受けている間に、親到着。 めっちゃ叱られました。 その後私は下り坂下った先で、車にはねられたんだと知りました。 警官同伴で、現場検証に立ち会ったり、派出所で取調べされたりしました。 取調べ終わったときに今度は警官から印象つよい一言が 警官「パトカーに乗ってみるかい?」 いや乗りませんから。 私「僕、わるい事してませんから乗りません。」 警官、笑ってた。 あとあと思ったんだけど、この時の警官は、貴重な体験させてくれようとしてただけだったんだとおもいます。 薦めてくれてたのも助手席でしたし。 その後加害者側と親との間で処理されたので、その後どうなったのかは分かりません。 ちなみに私の事故での怪我は頭にかるい擦り傷ができたぐらいで助かりました。 奇跡的に、車にはねられた祭に自転車がクッションになってくれたようです。
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