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ルークが、時空震ブレスを放つ。
「…ぐ、ぐぐ…!」
ギルティアが、放たれた時空震ブレスに向け、強引に剣を構える。
「であああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そして、ギルティアは、時空震に、自らが今成し得る渾身の剣戟を叩き付けた。
周囲に、衝撃波が発生し、ギルティアが吹っ飛ぶ。
「ファラオ店長!今です!!」
吹っ飛びながら、ギルティアが叫ぶ。
「…そうかッ!!」
ファラオ店長は身体が軽くなっているのを感じ、ギルティアの狙いを理解する。
ギルティアは、時空震ブレスを剣戟によって拡散し、敵の震動波を掻き消したのだ。
ファラオ店長は、巨人型の異形に向けて二本の包丁を投げつける。
包丁は、巨人型の異形の両肩に突き刺さった。
更に、中華包丁を持って巨人型の異形に見事な斬り上げを叩き込む。
そのまま中華包丁を放し、巨人型の異形の肩に刺さっていた二本の包丁を引き抜き、異形を十字に斬りつける。
斬りざまに包丁を放し、包丁は二本とも地面に突き刺さる。
「これで…!!」
落ちてきた中華包丁を掴む。
「一丁上がりだ!!」
ファラオ店長はそのまま中華包丁の勢いを殺さずに、
巨人型の異形を袈裟斬りに一刀両断して、その場所から飛び退く。
「ルーク!今です!!」
吹っ飛ばされたギルティアが、着地して叫ぶ。
「…了解した!成る程な…これならば邪魔されるまい!!」
ルークが、時空震ブレスで巨人型の異形をバラバラに吹き飛ばした。
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