第1章

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「それで和希と何を話したの?」 「葵衣ちゃんと同じ事をしただけよ。」 「葵衣と?」 千鶴は、笑って柚月を見た 「やっぱり立花君が誰かと話していると気になるの?」 「どうして?」 「私に立花君と話していた内容を聞くから」 「別に・・」 「えっ?」 柚月は、そんなそぶりを見せる事もなく 「和希の好きな人が千鶴だったのかなと思ったから」 「えっ!?」 「千鶴が、考えている事全部外れているから・・」 「そんなー。」 「どうしたの?」 何故か千鶴は、苦悩を体験させられた気分だった。 「それより、和希の好きな子ってどんな子だろう?」 「(一番鈍感の柚月だよ。)」 「(柚月ちゃんなのに・・)」 「はぁ~」 葵衣と千鶴は、柚月を見てため息しか出来なかった 「二人ともどうしたの?」 「はぁ~」 「はぁ~」 「???」 柚月の鈍感に呆れる二人だった
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