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二年生の教室の前では・・
「和希は、早く用事を済ませて教室に戻れば」
「それは、柚月だって同じだろう?」
「私は、悠ちゃんに渡すものがあるから来たの。」
「俺に渡すもの?」
「悠ちゃんにお弁当作ってきたの。悠ちゃんお弁当持ってきてないと思って」
「柚月、ありがとう。」
「悠ちゃん!?」
柚月は、悠一の優しい言葉に嬉しくて仕方がなかった。
キーンコーンカーンコーン♪
「次は、選択の授業。じゃあ悠ちゃん」
「ありがとう。美味しく食べるよ。」
「・・・・・・・。」
「和希、そう言えば俺に・・」
「忘れた。」
そう言って和希も教室に戻って行った
「可愛らしい後輩ね。」
「梓・・」
「わざわざお弁当まで作ってくれて彼女だったりして」
「違うよ。柚月は、可愛い妹だよ。」
「可愛い妹ね~。」
悠一は、クラスメイトと話をしていた。
教室に戻って来た二人は・・
「柚月、ほら教科書とノートと筆記用具」
「葵衣、ありがとう。」
「柚月ずるいぞ。」
「べぇー。」
柚月は、怒って葵衣と授業に急いで行った。
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