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ふと自分を呼ぶ声が聞こえ後ろを振り向く
長い黒髪、背中まであろう程の髪は
風によってなびいている。
驚く程に整った顔立ちに、目がキリッとしていてどこか大人の雰囲気を醸し出している
唇はリップが塗られているのであろうか、ほんのり桜色だ。
「え?」
何だこのシチュエーションは
海を背景に2人海岸で見つめ合う
この人は...たしか.......あ、
「えーっと、大里さん?」
知っている。
一瞬あまりの可愛さで記憶が飛んでいたらしい
クラスメイトの大里 光莉さん。
勿論知っているのは単なる日直同士だった時があるからだ。
日直同士っていう事だけで特に仲いいわけでもなく、ただ日直についての軽い言葉を交わしているぐらいだ。
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