第1章ー第1部ー 指輪と能力

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ふと自分を呼ぶ声が聞こえ後ろを振り向く 長い黒髪、背中まであろう程の髪は 風によってなびいている。 驚く程に整った顔立ちに、目がキリッとしていてどこか大人の雰囲気を醸し出している 唇はリップが塗られているのであろうか、ほんのり桜色だ。 「え?」 何だこのシチュエーションは 海を背景に2人海岸で見つめ合う この人は...たしか.......あ、 「えーっと、大里さん?」 知っている。 一瞬あまりの可愛さで記憶が飛んでいたらしい クラスメイトの大里 光莉さん。 勿論知っているのは単なる日直同士だった時があるからだ。 日直同士っていう事だけで特に仲いいわけでもなく、ただ日直についての軽い言葉を交わしているぐらいだ。
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