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朝起きて昨夜のことを思い出せば、羞恥と後悔で血の気が引いた。 誰にも甘えたことなんてなかったのに。 そうやってずっと生きてきたのに。 何があっても嫌わないと言ってくれる優しい君に、僕はきっと、どこまでも気を許したくなったんだ。 君のあたたかい背中。 その心地よさを覚えている。 夢なのか現実なのか、その後のことは曖昧でよく分からない。 いっそ、昨夜の失態全てが夢であってほしい。 だけど一つだけ。 君の一言だけ。 夢じゃなければいいと思っている僕は、 多分、きっと…どうかしてる。 〝からかってないよ〟
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