第二章

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第二章

「先生!おはよ!」 またこの校門を通る。 あと何回通ることができるだろうか。 この桜が舞う季節も この校門を通るようになってから もう二度目。 あの頃の私と 今の私、なにか変われたかな? 「おはよ、橘(たちばな)さん」 そう言って挨拶を返してくれたのは 校門にたってる、 逢沢(あいざわ)先生。 この学校で一番若くて 今、25歳。 私のクラスの担任の先生。 初の高校教師で初のクラス持ち。 それにイケメンだから生徒にはすごく人気。
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