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「【掟】や。我が御国家初代陰陽師『清方さま』の絶対命令(遺言)――」
「御国の当主は代々鎮目家の『巫女姫(みこひめ)』を妻に迎え、生涯お守りするのが役目(さだめ)なんや…」
親父……。
目が怖いで……。
ちゅーか掟とかさだめとか知らんがな!!
「戒。お前のお母ちゃん――― 夏乃ちゃんも鎮目家の分家筋の血を引いた『巫女姫』やった」
「――ほなら『巫女姫』とは何か…… 雪斗ちゃん、脱いで見せたれ」
「はい……おじさま」
へっ!?
はいって……。そんなあっさり……。
雪斗くん!! 君、何しとんねん!!
胸のリボン解くなっ!!
ボタンはずすなあぁぁあ!!!
アカン!!
アカンでっ!!待って!!
心の準備がまだや!!
やめなはれ!!
アカンて!!
俺は、目の前のその子が男の子だということも忘れて、後ろに転がりそうになりながら必死で『アカン!! アカン!!』と手を振り回した。
阿呆や。
でもしゃーないやん!!
男の本能が煩悩で、哀しい下半身がドッカンしそうやったんやから!!
しかし、そんな不様に慌てふためく俺の前で
雪斗くんは、シャツを脱ぎ捨て、ズボンのファスナーを下ろし、ヘソの下まで下着ごとずりおろしてしもた!!!
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