【3】脱いだあの子の天女の証 ポロリもあるよな夜の夢

3/7
前へ
/25ページ
次へ
「【掟】や。我が御国家初代陰陽師『清方さま』の絶対命令(遺言)――」 「御国の当主は代々鎮目家の『巫女姫(みこひめ)』を妻に迎え、生涯お守りするのが役目(さだめ)なんや…」 親父……。 目が怖いで……。 ちゅーか掟とかさだめとか知らんがな!! 「戒。お前のお母ちゃん――― 夏乃ちゃんも鎮目家の分家筋の血を引いた『巫女姫』やった」 「――ほなら『巫女姫』とは何か…… 雪斗ちゃん、脱いで見せたれ」 「はい……おじさま」 へっ!?  はいって……。そんなあっさり……。 雪斗くん!! 君、何しとんねん!! 胸のリボン解くなっ!! ボタンはずすなあぁぁあ!!! アカン!! アカンでっ!!待って!! 心の準備がまだや!! やめなはれ!! アカンて!! 俺は、目の前のその子が男の子だということも忘れて、後ろに転がりそうになりながら必死で『アカン!! アカン!!』と手を振り回した。 阿呆や。 でもしゃーないやん!! 男の本能が煩悩で、哀しい下半身がドッカンしそうやったんやから!! しかし、そんな不様に慌てふためく俺の前で 雪斗くんは、シャツを脱ぎ捨て、ズボンのファスナーを下ろし、ヘソの下まで下着ごとずりおろしてしもた!!!
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加