【4】ついてても好きかもしれない…俺、婿。学園パーリーday

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「戒さま♪」 まっ…眩しい!! そない恋する乙女のような笑顔で見られたら、ドキッとするわ!! ついてても…… 「あ…え? なんや?」 「僕、学校のことは何もわからなくてご迷惑おかけするかもしれませんが、 できるだけ早く慣れるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」 バックに花がとんでるような、罪のない笑顔やがな…… 俺は思わず、赤くなってもた。 「おっ……、おお…! まかせとき!!」 思わずびっと、親指たてて、なんかいいかっこ見せてしもた。 あかん… この笑顔、天然のリーサルウェポンや!! 神様が罪すぎるわ!! そんなこんなで、学校や。 「おい!おい!おい! やっべぇ情報ゲットぉお!!」 来た。 必ずいるんや。お約束に目ざといやつ。 「転校生くんぜぇ!! し・か・も、めっちゃ美少女!!」 うおーーっと、男子全員が期待の雄叫びをあげた。 すまん…… なんか、すまん。 その美少女の股間には、三本目の足がついとるんや。 女子はそんな盛り上がる男子を冷たい目で見ながら、やっぱり興味津々みたいや。 そこへ、うちの担任、短髪にカールした長い揉み上げがキュートなオネェ、歌川先生が一段と高い声で入って来た。 「はあぁ~いん! よい子のみんな、注目ぅう~~!!」 促され、教室に一歩入った雪斗くんを見て、一瞬、男子も女子も息を飲み、しん…と静まりかえった。 そやろ。 そやろ。 俺が男♂とわかっても混乱してまうくらいの美貌や。 ハンパない。
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