【4】ついてても好きかもしれない…俺、婿。学園パーリーday

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その日は、朝から生徒どころか先生達もなんちゅうか、授業も上の空で、みんなの視線がチラチラ雪斗くんに向けられとった。 雪斗くんも気付いて、ちょっとおどおど赤くなって、落ち着かない素振りでもじもじしとる。 あかんて。 それ、萌えるわ。 男子がだいぶ、いけない道に踏み込みそうな熱い視線になっとるがな…… そんなわけで、やっと昼休みになった。 俺は雪斗くんの腕を、チャイムと同時に引っ張り、クラスメイトが呆気にとられてる間に、弁当を抱えて中庭に避難した。 あのままやったらランチどころやないからな。 俺は弁当を開いて、やっと落ち着いたところで、雪斗くんに話しかけた。 「急にすまんかったな。 朝からえらいびっくりしたやろ? 大丈夫か?」 「…はっはい… やっぱり転校生って珍しいのでしょうか?」 あかん…… 自分、えらい目立ってる自覚、皆無や。
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