ピロトーク:煽られる気持ちの俺

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「ちゃんと言ったぞ、どうなんだよ?」  何も反応しない俺にイライラして、文句を言ったアイツの腰に、手を回し、強引に体を抱き寄せた。逃げる間もなく、咬みつく様にキスしてやる。  閉じようとした唇の隙間に、舌をねじり込んで絡ませつつ、舌先を使って、上顎の感じる部分をなぞる様に滑らせた。 「……っ、……ん……ぁ」 「やっぱ同じ、すっげーエロい声、出てるけど」 「ちっ、違っ////」 「あんなBGM流して、今もそんな声出して、ワザと俺を煽ってるんだろ?」  困り果てるアイツを、笑いながらその場に、優しく押し倒す。  じっと見つめてやると、更に赤くなり、瞳が潤みだした。  その様子はもう俺を、欲しがっているとしか思えない! 「俺がお前のこと、大事に思ってるのに、無神経なことばかり、しやがって」 「そんな、こと」  眉間にシワを寄せ、不快感をアピールしていても、全く効果はないからな。 「してる、してる。余裕ぶっこいて、俺を見てる態度も、すっげームカつくしな」  言いながら、右手でTシャツの裾をめくり上げ、直に肌に触れてやった。 「やっ、……ぁ、あ」
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