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宮崎「でも、なんで雅さんが知ってるんですか?ビデオで見たんですか?」
と僕が聞くと、雅さんは
雅「うん。見せてもらったんだ~♪」
と言っていた。
宮崎「見せてもらった?監督やコーチとかですか?」
と聞くと雅さんは
雅「ううん。東條君から。」
と答えた。
へぇ、東條さん...東條さんねぇ...はぁ?
宮崎「本当ですか??あの東條さんが??」
僕は驚いて思わず聞き返してしまった。
さすがに雅さんもビックリしたのか、肩をビクッとさせたものの、そのまま答えた。
雅「うん。1位指名が打撃や投手メインでの活躍じゃなくて、守備で活躍した人だっていう珍しいケースだからって。僕も守備は得意だし、同期だから見せてくれたんだけど...」
と僕に説明してくれた。
(へぇ...あの東條さんが...なんか嬉しいけど照れくさいなぁ...)
などと声には出さずとも、内心喜び本日2度目の内心ガッツポーズをしていた。
雅「うん。よしっ。これで終わろうか。」
ストレッチを終えると雅さんは立ち上がり、
雅「東條君も君をそれなりには気に入ってるみたいだからさ。良かったら声をかけてあげてよ。」
と言って去って行った。
(でもなぁ...)
僕はさっき東條さんにアピールしようとしたら既に居なかったし、気に入られてるって言われてもなぁ...
僕は嬉しい反面本当に気に入って貰えているのだろうかと思いながら今日の練習を終えた。
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