第十三話  二人の誓い

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アキは驚きの余りに、返事をする事が出来ない。 「いきなりだからビックリしたよな。 結婚はすぐにでもしたいんだけど、今は俺の仕事のこともあるし、アキも色々あるだろうから、婚約って形にはなると思うけど」 考えてもいなかった結婚と言う二文字…。 嬉しい…、でも、複雑な気持ち…。 「俺はアキを信じてるから。 さっ、お腹空いたからご飯にしよう」 桜田はやけにあっけらかんとしていた。 『あっ…、うん…、そうだね、ご飯』 アキは頭の中がパニクッたまま、食事の用意をした。 食事が終わり、お昼を過ぎた頃、二人は部屋を出た。 最初は桜田の部屋に行き、着替えを取りに行き、その後、桜田の目的地へと向かった。 何処に行くのかは言ってはくれない。
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