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「アキ、明日の夜、また戻らなくちゃいけない。
その前に、付き合って欲しい場所がある。
そこに行けば、きっと俺の思いは分かってもらえると思う」
アキは首を傾げた。
「アキ、二十八歳の誕生日おめでとう。
一緒に過ごせなくてごめん」
アキは桜田をじっと見つめていた。
『優一…、あなたを忘れられたら…。
そう何度も思った…。
でも、私の心は優一を求め続けてる…。
どんなに辛くても苦しくても、少年の様に微笑む優一の顔が私を包むの。
優一に恋して、この恋が最後の恋になった。
恋が愛に変わって、その愛は永遠のものだって分かった…。
もう優一しか愛せない…。
私には優一しか居ないの』
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