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壊れた羅針盤
破れた海図
凪の海で
何処とも知れず漂う
見失ったものは何なのか
そんな事すら分からずに
ただ風だけを待ちわびる
いっそ、嵐になればいいのに
口から零れた言の葉は
どんな色をしていたろう
太陽が登り
そして沈む
帆は萎んだままで
尽きた食料
貯まらない雨水
凪の海で
何時とも知れず漂う
得たものは何だったのか
そんな事すら分からずに
ただ波だけを待ちわびる
いっそ、沈んでしまえばいいのに
嘲うように吐き出した戯言は
どんな音をしてたろう
月が登り
そして沈む
帆はまだ膨らまない
ああ、仕方ない
納得するように言った言葉は
一体、誰への言い訳だろう
せめて朽ちる前に
何処かへ辿り着くべきだった
白い白い骨に
僕は唾を吐いた
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