夏の終わり

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蝉の脱け殻の 破れ目から 世界をじっと 見詰めていました 此処にいた何かは 短い命を散らしながら どこかで歌っているのでしょう しがみついた場所の すぐ近くから ぽとりと落ちて、 ほんの少しの静寂 こうして秋が来るのでしょうか
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