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キザ夫がアリバイを確認していく。そして最後にファカルティを確認する。
「クレアボヤンス、透視のファカルティですよね」
「そうさ。ボクがその気になればキミの裸だって視ることができるんだよ」
マッシュルームはいやらしい眼を涼子に向ける。何だコイツ、コイツが犯人なんじゃねぇか?
「キミはなかなか良いモノを持っているようじゃないか。ボクは好きだよ。ブフ」
「い、いやぁ~」
マッシュルームのセリフに涼子は自分で自分を抱くようにして胸を隠す。
「チッ」
キザ夫が舌打ちをしながら、右手の中指でメガネをくぃっと押し上げる。
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