第二章 捜査開始

60/70
前へ
/183ページ
次へ
 「何か、やらしい人でしたね」  涼子があからさまに嫌そうな顔をして感想を漏らす。  「アイツも可能性が低そうだな」  俺も感想を口にする。  涼子は驚きながら俺を見た。  「えっ!? あの人が犯人じゃないの!? あんなにいやらしい感じなのに?」  「透視できてもそれを画像として残せないとダメだね」  俺のセリフを補足するようにキザ夫が言葉を続けた。  「それに仮に彼が嘘をついていて画像に残せるとしましょう。それでもやはり可能性は低いですね」  「え? それは何で?」
/183ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加