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「何か、やらしい人でしたね」
涼子があからさまに嫌そうな顔をして感想を漏らす。
「アイツも可能性が低そうだな」
俺も感想を口にする。
涼子は驚きながら俺を見た。
「えっ!? あの人が犯人じゃないの!? あんなにいやらしい感じなのに?」
「透視できてもそれを画像として残せないとダメだね」
俺のセリフを補足するようにキザ夫が言葉を続けた。
「それに仮に彼が嘘をついていて画像に残せるとしましょう。それでもやはり可能性は低いですね」
「え? それは何で?」
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