第二章 捜査開始

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 「あのマッシュルーム、涼子が好みだって言ってただろ。ならば涼子が盗撮されてもいいはずだ。今回の被害者のプロポーションはどうだった? 皆胸が大きかったか?」  「えーっと……」  涼子が手にしていたファイルを開き中身を確認する。  「皆普通くらいかな。大きくもないし、小さくもない……って、私、こんな事言っちゃあダメじゃん」  「つまり、被写体はマッシュルームの好みと違うって事だ」  「なるほど」  「では、次の聞き込みに行きましょう。今日はこれで最後ですかね」  俺達は聞き込み対象のいる美術室へ向かった。
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