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「君、山崎格禎君だね」
キザ夫が机を挟んでその男を見下ろすようにその男の前に立ち、確認する。
その男は雑誌から視線を上に上げた。
「そ、そうだけど。おたく、誰?」
「A組の堀端湟士だ。少し話を訊かせてもらえないかな」
「い、いいけど、何が知りたいのかな?」
オタデブはそう言いながら読んでいた雑誌を閉じた。雑誌はアニメ雑誌だ。ちなみにオタデブの体重は……108.042kg。三桁かよ。巨漢だな。
「次に上げる日時に君がどこにいたか知りたいんだ」
キザ夫がオタデブのアリバイを確認していく。
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