第三章 捜査完了

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 「君、山崎格禎君だね」  キザ夫が机を挟んでその男を見下ろすようにその男の前に立ち、確認する。  その男は雑誌から視線を上に上げた。  「そ、そうだけど。おたく、誰?」  「A組の堀端湟士だ。少し話を訊かせてもらえないかな」  「い、いいけど、何が知りたいのかな?」  オタデブはそう言いながら読んでいた雑誌を閉じた。雑誌はアニメ雑誌だ。ちなみにオタデブの体重は……108.042kg。三桁かよ。巨漢だな。  「次に上げる日時に君がどこにいたか知りたいんだ」  キザ夫がオタデブのアリバイを確認していく。
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