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俺は空になった皿を彼から受け取り、静まり返っていた室内に声を響かせた。
「皆さんも、今日は野菜スープ、サービスですよ!!」
すると、静かだった室内から歓声や拍手が湧き起こった。
「欲しい方は言ってください!どんどん持ってきますから!」
室内は元の騒がしさを取り戻し、俺はホッとした。
しかし、俺は気付いてなかった。室内に芽生えた不穏な種の存在に。
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「なぁ、あの小僧....。」
「ああ。間違いない。俺、一回買ったことあるんだよ。」
「本当か....!?」
「本当だ。アレは上玉だ。しかも、何でもイケるくちなんだとよ。」
「ほう。そいつはいい。じゃあ、今夜は楽しませてもらうか。」
「お前買うつもりか?大分高いぞ?」
「生憎、手持ちは多い方なんでな。」
「ほぅ....。俺もその後使わさせてもらうから、あんまり傷つけんなよ?」
「あぁ。分かってる。」
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