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「あれ?
真央。
どうして今日は私の顔ばかり見てるんだい?」
二人であってから行きつけにしている喫茶店で待ち合わせしてた私と澪。
澪はいつもと違う私の視線に気づいた。
いつもと違う。
そう。
今日、私は一大決心をした。
「あ、あのね澪」
声が震えている。
どうしよう、上手く言えるかな……。
「上手く言葉が出ない時は深呼吸をしてごらん」
私の気持ちを悟ったのか澪が声をかけてくれた。
「スーハースーハー」
澪と一緒に深呼吸をする。
「あのね、澪。
私、澪の事が好きになっちゃったみたい」
意を決し私は澪に告白する。
「私も真央大好きだよ。
純粋で真っ直ぐで最高だよ」
うんうんと澪は頷いている。
「違うの、違うの!
私が好っていう意味は恋!
ラブだよ!」
私は立ち上がり他の客達の視線も気にせずに叫ぶ。
「……私もそう言う意味で言ったんだけど?」
澪はいつものようにクールに答える。
「え?
じゃあ、じゃあ!
私達って両思いだよね?」
澪の言葉に私は目をキラキラ輝かせる。
「まぁ……」
何故か言葉を濁し澪はポリポリと頬かく。
照れている?
……いや、何だか違う感じがする。
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