七不思議 ~ その1 ・ 首吊り松 ~

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その後、死んだ夏帆の体は少女たちが一本松の木の下へ埋めた。 それからというもの、ある“噂”が流れ出した。 夜な夜な一本松の前を通ると何処からか少女のすすり泣く声。 泣く声と一緒に聞こえてくる。 ミシ・・・ ミシ・・・ ミシ・・・ 一本松の枝が軋む音が・・・ ずっと・・・ ずっと・・・ 死んだ夏帆が憎んだ世界を怨むように ずっと・・・ ずっと・・・ 憎い・・・ 憎い・・・ この世界が・・・ 憎い・・・ 壊してしまいたいほどに・・・
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