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春の朝、恵みの雨
「んん~…」
朝、
まだまどろみの中にいる私。
それはごく自然な動き、
隣りで寝ている筈の人の体温を求めてモゾモゾと寝返りをうつ。
求めるものはちゃんとそこにある。
身体を寄せて、
彼の胸の中へもぐりこみ、
手のひらは背中を這わせ、
頬を摺り寄せると…
彼も微睡みながら私に気がつき、腕を首の後ろに回し、
ぎゅうっと強く私を抱き寄せてくる。
「ん…、ん?」
その時、感じる違和感は…?
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