第1章入学式

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さっきだよ… 『あとで』って言ったんだよ… クラスの皆も私達のやり取りを見守っている。 動けない私を立たせて、カバンと私をお兄ちゃんのところに連れて行ってくれたのは華だった。 私は入学式に出ることがなく学校を後にした。 病院までは匠のお父さん達が付き添ってくれた。
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