序章

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「おいコラ聞いてんのか!」 今耳元で叫ばれて気付いたが、コイツらなんか話してたのか。 「あー・・・考え事してて聞いてなかった。」 「はぁ!?てめーの頭はクソか」 「そうなんじゃない?」 笑って言うとゲンコツを叩きつけてどこかへ行った。 俺の名前は、レイン。 こんな変な名前を付けるのは別に趣味とかじゃないし、日本人だ。 だが何故か、他の友人にレインと言われてるし、本名でさえ忘れているしで もうレインでいいかと思っている。 まあ俺の話は置いといてさっきゲンコツかましてってくれたのは 警察の亘鍋とかいうやつで、とにかくよく怒る。 だから禿げるんだよ。 育毛剤で若い毛育てろ。 ・・・と言ったことがあるが、殴られた。 しかも笑顔で元気いっぱいの拳をぶつけてきた。 亘鍋はあんなんだが嫌いではない。 俺、死刑囚だけど。 そんな感じで、毎日亘鍋と喧嘩をしながら 牢獄にいた。 ある日、亘鍋が、他に警察を二人連れて俺の牢獄と周辺の奴らの 前へもいて、何をするのかと聞くと 「楽しいゲームを、お前と他の16人の死刑囚で行う。」 と答えた。
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