『悠斗サイド』

10/32
前へ
/32ページ
次へ
―――――― ―――― ―― 五日目の午後九時。 同僚からの一報を受け、頼んでいた岡野真子の現在の調べがついた。 仕事を切り上げ、莉子に帰宅が遅くなる事を告げてから繁華街へと向けて車を走らせる。 悪い予感がしてはいたものの、それ程大した事ではなかった事がせめてもの救いか。 だが、何も知らず妹の為に犠牲になる莉子を黙って見過ごすわけには行かない。 俺に出来る事をするだけだ。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

536人が本棚に入れています
本棚に追加