『悠斗サイド』

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目が覚めると莉子の姿は無く、リビングへ入ればキッチンに莉子が居た。 まさか、何か作ってるのか? また怪我するんじゃないか? 「おはよう、悠斗」 「…はよ。何してる?」 「目玉焼き作ってるの」 「また怪我するぞ」 「目玉焼きくらい作れるわよー焼くだけなんだから」 「その焼くだけがまた怪我の元になりそうだな」 「もう!私を料理音痴な女だと言わんばかりの言い草ね。そこまで料理音痴じゃないわよ」 口元を尖らせ膨れっ面になる姿がまた面白い。
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