~第七章  魔族~

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行き止まりの部屋までカレジ達は戻ってきた。 帰るには、ヤツを倒すしかないだろう。 相手は魔族。得体が知れない。 クレオ一人では危険すぎる。 激しいぶつかり合いの音が聞こえてきた。 「…レン、おじいさん。俺はクレオと一緒に戦ってくる。勝てるか分からないから、二人だけでもここから出る方法を考えておいてくれ。…時間稼ぎくらいは、できると思うんだ。」 カレジが行こうとすると、レンが腕を掴んだ。 「レン?」 「死ぬなよ…」 「…うん。そうだね。せっかくまた会えたのに…。みんなで生きて帰ろう。」 二人はしっかり見つめあった。 カレジがクレオの元にたどり着くと、激しい攻防戦が繰り広げられていた。 オブスが黒い光を放つと、クレオは魔法の火の玉をぶつけて跳ね返す。 天井も壁も床も、だいぶ破壊されていた。 そして、クレオも傷付いていた。 「大丈夫か!?クレオ!!」 「カレジさん…!こっちに来ちゃダメじゃないですか…!!」 「どうせ、行き止まりだ。一緒にあいつを倒して、みんなで帰ろう!」 カレジも、伝説の剣を構えた。
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