1人が本棚に入れています
本棚に追加
『だっで…わだじ…いづもごわいっで…ごわがられで…』
「とりあえず何言ってるかわかんない」
『ずびばぜん…』
ずずっと鼻水をすする音が聞こえた。
号泣かよ!どんだけ涙もろいお化けなんだコイツは…。
「…のぼせそうだからそろそろ出るよ。部屋に移動できるでしょ?ハルちゃん…たぶん、部屋に縛られてるんだろうし」
私はささっと体を拭いて部屋へと移動した。
あとからハルちゃんも部屋に来て、比較的殺風景で何もない部屋の中に、私とお化けのハルちゃんが向かい合って座った。
「ちょっと待ってね、髪乾かさないと痛むから」
『あ、はい』
私は我が道を行くタイプ
良く言えば自由人
悪く言えば自己中
ハルちゃんは…O型あたりかな?
てか、死んだら血液型ってあんまり関係ないよね。
最初のコメントを投稿しよう!