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アリーナに面した道を、俺はシャルナ達の後を着いていっている。
にしても、やばかったよ。俺の影響か知らないけど、シャルナのやつ、魔法陣で自分の炎の威力を上げるしさ。
正直、みんなとの結構ガチのあの訓練やってなかったら死んでたかもね。
「荷物持ち、遅いです」
「....へいへい、そう慌てなさんな」
とりあえず、逆らうイコール死だから、荷物持ち頑張りますか......はぁ~。
そのあと、俺は晩ご飯ギリギリの時間まで買物、観光に付き合わされた。
美少女達との時間と考えればいいようにも思えるけど、奴らは見掛け倒しの鬼畜魔人だから。特にシャルナは別格だからね。
まぁ、そんなこんなで翌日...。
『さぁぁぁぁぁてっ! いよいよこの時がやってまいりましたぁぁぁっ!』
ミスティア王国についた翌日の朝9時、国際武術大会の開会式が行われた。
といっても、今日は開会式のみ。ただ、運動会の開会式の数十倍の規模を誇ってるけどね。
司会者の言葉で始まった開会式は国賓の紹介や大会のルール説明、選手宣誓、日程などを詳細に発表していくらしい。
「ふわぁぁ.......いつになったら終わるんだよこれ」
国賓紹介だけで1時間とかわけ分からん。
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