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「さてと....こんなもんでいいか」
身体のダメージを回復させた俺は腕を回したりして不具合がないかを確認する。
シャルナ、俺が回復出来ることを知ってから手加減しなくなったからなぁ.....マジで辛いわ。
「よし、んじゃ晩ご飯行くか」
「晩ご飯!」
どうやらユマちゃんは楽しみで仕方がないらしい。それが分かるのも訓練の成果だろうな。
「ふぅ.....食ったぜ」
晩ご飯の後、俺は部屋に戻って一服していた。
テスターは居ない。まぁ、別にどうでもいいが。
「疲れた........なんだ、居たのか」
噂をするとなんとやら、テスターが自室に帰ってきた。
テスターはラフな服装で首からはタオルをさげていた.....なんか、いつもと違うな。
「.....ジロジロ見るな、穢れる」
「お前、1回でいいから殴らせろ」
前言撤回、こいつはこいつだった。
テスターは俺から目を離し、自分のベットに腰を下ろした。片手には缶ジュースが握られている。
「お前もそういうの飲むんだな」
「悪いか?」
「いや、そういうわけじゃねえよ」
話題を出しても、すぐに沈黙は訪れた。だからこいつは嫌だったんだよ。
だけど、暫くしてテスターは自ら口を開いた。
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