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「ハイド先生、俺達の担当なんですからしっかりして下さい」
「悪りぃ......」
ハイド先生はテスターに何も言い返せない。これはかなり重症だわ。
そんなハイド先生は放っておき、顔を洗った俺はそそくさと食堂へ向かった。
「お、ヨシアキじゃないか!」
「カットレイン先輩、ちっす」
食堂についてみると、既に見知った顔がいくつかおり、俺はカットレイン先輩の隣へと腰掛けた。
ここの食堂のかなり大きく、ハクアの別荘の食堂と同じくらいだ。
まぁ、そう考えるとハクアって凄えと改めて思うわ。やっぱ王族とかハンパねえ。
「お前もとってこい。飯食わなきゃ勝てるもんも勝てねえからな」
そう言って、カットレイン先輩は目の前に並んだ数々の料理を順調にたいらげていく。
てか、そんなに食ったら逆に胃がもたれそうだ。
「.....そうっすね。俺もなんかとってきますわ」
それだけ言って、俺は席を立った。さて、何を食おうか....。
余談だけど、ここの食堂はバイキング形式だ。朝、昼、晩でメニューは変わるが、どれも美味しく、食べ放題らしい。
カットレイン先輩が大量に食ってるのもそういう理由がある。
「にしても、メニューが多い」
まぁ、規模がデカいってのも困るよね。
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