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そんなこんなで食べるメニューを考えること数分、俺はオリジナルの朝ご飯セットを生み出した。
メニューは白いご飯に味噌汁、焼き魚と納豆という実に日本人らしいメニューにした。
焼き魚がなんの魚なのかとかは少し気になるけど、食べれたら大丈夫だ。問題ないっしょ。
「さて、席に戻.......ってあれ?」
オリジナルメニューの乗ったトレイを慎重に運んでいると、1人の女の子が複数の人間に囲まれているのに気が付いた。
囲んでいる人間はどいつも柄が悪そうで、他の奴らは見て見ぬ振りをしてる。それと、肝心な絡まれてる女の子なのだが.......
「邪魔」
完全にユマちゃんですね、本当にありがとうございます。
「えぇ~、いいじゃん別に。俺達と一緒に飯食おうよ」
全く.....朝っぱらから欲情している馬鹿共とかマジでどうでもいいけど放っておいたらマズイからなぁ.....。
別に、ユマちゃんの心配じゃない。絡んでるチンピラの方が心配だ。
「ねぇねぇ、ちょっとだけ「帰れ」ガバッ!?」
あー.........遅かったか。とりあえず、チンピラの皆さんご愁傷様です。
俺は凄まじい絶叫を背中で聞きながら、自分の席へと戻った。
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