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「あー.......暇だ」
やぁ、ヨシアキだよ。
現在、俺を含めた代表メンバーとハイド先生、それと付き添いで来てくれたクルハちゃんはミスティア王国へと向かっている最中だ。
手段は船。ミスティア王国は違う大陸にあるからね。
なので、俺達は快適?な船旅を満喫することとなったんだけど....。
「.....暇だ。生まれてきて1番暇な日だ」
船に乗って5日目、もう同じ景色に飽き飽きしております。
これは仕方ないよね? だって5日間周りは海なんだもん。無人島すら景色の中には現れない。
一応船には娯楽はあるんだが、今は他の学校の奴らが使ってる。
それに、デッキに居ても海に生息する魔物に襲われるわ、空を飛ぶ魔物に襲われるわ......船っていいことないよ。
「ヨシアキ、暇そうですね」
「....暇そうじゃない、暇なんだ」
そうしてただひたすら海をぼーっと見続ける俺に声をかける人物が現れた。
白い肌に整った顔立ち、髪は肌とは対照的な赤。
今は制服を着ているけど、起伏に富んでいるとは言えない身体。
「何ジロジロ見てるんですか、殴りますよ?」
彼女の名前はシャルナ・ハイトーン。物事の8割を暴力で解決しようとする危険人物であり、代表メンバーの一員だ。
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